軽井沢には、ジョン・レノンの足跡がたくさん残されています。
でも、普段の軽井沢には、残念ながらジョンの音楽に触れる場がそう多くありません。
だから、1年に一度だけ、ジョンが滞在したこの万平ホテルで、
彼の音楽を楽しむ時間があってもいいのではないかと思ったのです。
いえ、そうでなければ寂しすぎると思いました。
軽井沢が少しひっそりと人影を静めた頃、
ジョンの追悼を胸に、ジョンやその音楽を愛する者が集い、
彼の音楽を奏で、彼の音楽を聴き、
彼への、それぞれの想いをはせる。
そこにあるのは、純粋な想いだけ。
もしかしたら今も、その裏路地を散歩していた普段着のジョンが、
気まぐれに自転車を止めて、入り口をパタンと入ってくるんじゃないだろうか……
そんな錯覚も、たまには良いでしょう?
音楽会を……、
音楽と想いが満ちて溢れた無重力空間を……創りたい。
ジョンの滞在したここ軽井沢で、
ジョンの影を感じながら、
ジョンの音楽に身を任せる空間を。
それが……このイベントを立ち上げようと思った、私たちの想いです。
そんな想いだけでイベントを立ち上げた私たちは、
音楽を愛する単なるアマチュアです。
このイベントには一切の商業的要素を持ち込みません。
イベントを主催している私たちはもちろん、当日演奏してくださるミュージシャンの方々にも、
いっさい報酬はありません。
現実的に発生してしまう会場費や機材代、その他諸々の消耗品費などの支払は、
見に来てくださるみなさまのチケット代で成り立っています。
そんな損得を抜きにした、他人から見ればある種無意味かもしれないほどの想い、
その想いが集まったときの馬鹿らしいほどのパワー、
これがアマチュアイベントの素晴らしさだと思います。
誰も「儲かり」ません。
でも全員が、それぞれの参加の仕方において、
それ以上の、充分な幸福を持って帰れると信じています。