募金先は、マザーテレサが創立し、今もなお彼女の意思を継いで活動している修道会「ミッショナリイズ・オブ・チャリティ(神の愛の宣教者会)」に寄付させていただきたいと思っています(あるいは、それを支援する団体を通じて)。
それは、たった1冊の本ではありますが、
私たちが彼女の活動に深く感銘を受けたこと、
カトリックのシスターでありながら、宗教を超えた真の愛を持って活動していること、
そして彼女たちの活動において、貧しい人々にパンを与えるのにも、現実的に「お金」は必要なものであり、募金という形であっても、わずかながら役に立てるのではないかと考えたからです。
どうか、ご理解していただけるとありがたいです。
私が読んだ本は 沖 守弘著「マザー・テレサ あふれる愛」という写真家の本です。
以下に少しだけ、宗教を超えた彼女の活動を表すエピソードを紹介します。
カルカッタはヒンズーの寺院が立つ地です。カトリックのシスターであるマザーテレサが、そこで活動を始めたばかりの頃、ヒンズー教徒の市民による「マザーテレサ追放」の請願を受けたカルカッタ警察が、マザーの施設に乗り込みました。
しかし彼女は一言も語らないまま、依然として黙々と人々の体をあらい、スープを飲ませ、優しく手を握って話しかけるだけ。しばらくその仕事を見ていた警察署長は何も言わずに立ちさり、請願者たちにこう言ったそうです。
「マザー・テレサをあそこから追い出すこはできる。
ただしみなさんがマザーと同じことをやってくれる、という条件付で、だ」と。
こんな話もあります。
死の寸前の老婆を連れてきて、マザーのすることをじっと見ていた仏教徒が
「あなたの宗教は本物の宗教に違いない!」とマザーの手を握り大声で叫んだ…という話。
またマザーにみとられているヒンズー教の老僧侶が、死の間際にしみじみと述懐したそうです。
「私はこの30年間、女神カリーのもとで勤行につとめてきた。
いまその女神が私の前に姿を現しておられる」と。
彼女の愛は、宗教を超えて存在するのでしょう。
彼女の側も愛を施す相手の宗教を気にはしないし、また彼女を見ている側も、宗教を超えて感動せずにはいられない愛を感じるようです。